2020年のセンター試験廃止後の問題ですが、中教審が公言しているところでは、科目を分けず統合させた問題を重視するそうです。
国語の問題なのだけれど、数学的な論理的問題。長文を読む中での物理現象の問題。地理の商業の発展を、経済の視点から統計で解析するetc
この根幹にあるものも、やはり思考力を試す問題です。こう、複合的に問題を出されてしまうと、科目の組み合わせ方で問題のパターンが爆発的に増えますから、暗記では対応できないのです。
基本的な知識をしっかりと頭の中に理解して落とし込み、考えることで解く必要があるのです。名門大学などは、昔からこうした問題を出題してきました。私立の名門校でも、暗記で対応できていたのですが、そうはいかなくなりそうです。こうした暗記問題を出して来た大学のほとんどが、こうした中教審の傾向に賛同しているからです。