自分で考える子供に育つ方法

科学では思考とは何か大体解ってきています。それによると、

1、ものごとを見るなり聞くなりして、情報を受け取る

2、受け取った情報と似たことを、記憶と照らし合わせる

3、照らし合わせながら、それがどういったものか、評価する。

4、あぁじゃない、こぅじゃないと評価した結果、結論付ける。

の4つのステージで分けて考えるそうです。この、3、4が「考える」「思考」と言われているものです。

なんでもそうかもしれませんが、使っていれば熟練しますが、使わなければ廃れます。考える習慣を持つということがとても重要なのです。

しかし、いわゆるドリル形式の算数問題や、漢字をひたすら書いて覚える漢字暗記は上のプロセスの1,2しか行われていないと解っています。答えや解き方を反復させるだけですから。

これを、考える過程で計算を使う、漢字の仕組みや意味を理解し沢山の使われ方に触れる、というふうに学ぶだけで3、4のプロセスをクリアーします。また、ちょっとやそっとでは解けない、理解できない問題を与えるのです。答えを与えずそれに取り組ませるのです。そうやってうんうん考えるのが、訓練になっているのです。

習慣を変えるだけで、考える能力が身についている成績が高い人物になることができます。そんな人は、きっとどんな社会でも生き抜いていく力を持つことが出来ると考えてこられたのです。これは古今東西変わらない真実のようです。

若ければ若いほど、考える習慣を身につけるのは容易です。身につければ、勉強が楽しいといって、ほうっておいても高い成績になるでしょう。